TG-WEB eyeで「電卓」「メモ」は使っていいの?

AI監視型Webテスト、特にTG-WEB eyeを受ける際、多くの就活生が不安に思うのが「電卓」や「メモ」を使ってもいいのかという点です。
とくにTG-WEBでは、表の読み取りや複雑な計算が出題されることも多いため、電卓やメモがあるだけでだいぶ解きやすくなりますよね。
ただ、ここで注意が必要です。
電卓の使用は基本NGです。
TG-WEB eyeでは、AIがカメラ越しにあなたの行動を逐一チェックしており、スマホ電卓はもちろん、パソコンの電卓アプリであっても企業側から明確に許可が出ていない限り、使用は控えるのが無難です。
一方で、メモの使用は許可されています。
計算や論理整理を紙に書き出すことは、TG-WEB eyeにおいても認められている行為です。
ただし、ここにも落とし穴があります。顔を下に向けすぎたり、手元ばかり見ていると、AIが「画面外を見ている=不正の可能性あり」と判断するリスクがあるのです。
つまり、「使っていいかどうか」以上に大事なのは、“自然な使い方ができているか”。
メモを取るときも、顔を完全に伏せず、こまめにカメラ方向に戻すなど、所作に気を配ることが通過のカギになります。
道具そのものよりも、「どう振る舞うか」が問われる、それが今のWebテストのリアルです。
AIに見られているのは動きと環境

TG-WEB eyeにおいては、「何を使ったか」だけでなく、「どのような環境で、どんな動きで受けたか」も、合否を分ける大事な評価軸になっています。
たとえば、机の上にスマホや参考書、筆箱などが出しっぱなしだと、それだけで不審に見えることがあります。
メモを取っていても、視線が頻繁に下を向いていたり、手の動きが大きかったりすると、AIが“カンニング挙動”と判定する可能性があるのです。
ですので、TG-WEB eyeのWebテスト対策としてまずやるべきことは、面倒ですが「机の上を完全にクリアにすること」です。
具体的には、ノートパソコン・マウス・必要最低限の紙1枚とペン1本。これだけにしておけば、AIに疑われる余地を減らすことができます。
さらに、メモを取る際は、「カメラの死角」で書かないことが重要です。
顔の下に紙を置くのではなく、できればPCの横、あるいは目線の延長線上に近い位置に置いて、できるだけ顔を動かさずにメモをとる工夫が求められます。
視線の急な移動や顔の回転は、AIが敏感に反応する部分です。
TG-WEB eyeは「落ちない人」ではなく「安心して受けられる人」が通過する
ここまで読んで、「やっぱりメモも電卓も使わない方が安全なのでは?」と思った方もいるかもしれません。
たしかに、誤解を恐れて何もしないという選択もひとつです。
とはいえ実際に企業の採用担当者に話を聞くと、「準備不足で不自然な動きをする人の方がよほど目立つ」という意見が多いんです。
つまり、しっかり準備をして、慣れた振る舞いができる人は落ちにくいということ。
電卓が禁止されているなら、それに従って数字を暗算で解く練習をする。
メモが使えるなら、その動作が不自然にならないよう、家でカメラ前で練習しておく。
それだけで、「この人、安心して任せられるな」という印象を残すことができるかもしれません。
AI監視の厳しさに怯えるよりも、AIに見られている前提で、自然に振る舞うことを意識してみてください。
自然に受験するための3つのWebテスト対策ポイント

「電卓は禁止、メモはOK。でも使い方次第で落ちるかも」と聞くと、不安になる方も多いと思います。
でも、正しいWebテスト対策をしておけば、メモを活用しながらAI監視型Webテストを安心して受けることができます。
ここでは、TG-WEB eyeの本番前にやっておきたい3つの準備をご紹介します。
① カメラの位置と視線を固定する練習
メモを取っているときでも、完全に顔を伏せず、できるだけ視線をカメラに近い位置に保つことがポイントです。
ノートPCの場合、カメラ位置が下にあるとどうしても「うつむいている印象」になりがちなので、PCを本などで数センチ底上げするだけでも視線が安定しやすくなります。
また、自分の姿を録画して、メモ中にどれだけ目線がズレているかをチェックするのも非常に効果的です。
この「視線の矯正」ができているだけで、AIに“怪しまれない人”として映ります。
② メモを取る位置を工夫する
紙を使う場合は、PCの真横や膝の上ではなく、できるだけカメラの下(ディスプレイの手前)に置くのが理想です。
これなら顔を下げすぎることなくメモがとれ、カメラ上の不審挙動として検知されにくくなります。
また、筆記具の動作音や手の動きもなるべく静かに行うようにしましょう。マイクも監視対象なので、余計な音はリスクになります。
③ 問題の内容ごとに“使う・使わない”を判断するクセをつける
例えば、TG-WEBの表の読み取り問題は数字の比較や単位換算などが中心なので、数行メモして整理するだけで一気に理解が進みます。
一方、論理パズル系の問題では、メモよりも選択肢を削って考えた方が速く正確な場合もあります。
このように、問題の性質に応じてメモを「最小限に活かす」意識が、最終的に時間配分や安定感につながるのです。
まとめ|電卓NG・メモOK。大事なのは「どう見せるか」
最後にもう一度、重要なポイントを整理します。
AI監視型のWebテストは、単なる知識だけでなく、オンラインで信頼されるふるまいができるかまで問われるフェーズに入っています。
27卒の皆さんには、ぜひ早めから「電卓は使わないけど、メモはこう使おう」「その時、自分はどう見えているだろう?」と考えるクセをつけてほしいと思います。
それが、テストだけでなく面接でも活きる、画面越しでも信頼される人になる第一歩です。
ばかばかしいかもしれませんが、就活はこのばかばかしさを乗り切った人が勝てるものです。
コメント