就活サイトを開くと「SPI」や「玉手箱」の情報は山ほどありますが、SCOA-iの Webテスト対策 はまだ解説が少なく、不安を感じる27卒も多いはずです。
SCOA-iは、地方銀行や通信インフラ、自治体などが選考で使っているWEB型の適性検査です。
具体的には沖縄銀行・高知銀行(地銀)、ティーガイア(通信関連)など。
ところが実際の SCOA-iは、出題形式と時間感覚さえ押さえれば、前日でも対策が間に合う短期決戦型のWebテストです。
本記事では試験の仕組み、難易度、合格ラインを整理し、そのうえでたった1日で仕上げる具体的な戦略を紹介します。
読み終えた瞬間から動けるように書いていますので、ぜひ参考にしてください。
WEBテスト「SCOA-i」とは?
SCOA-i は日本経営協会総合研究所系の適性検査「SCOA」シリーズのひとつで、2020年10月に始まった最も新しいタイプです。
受検方式は自宅受検型WEB テストのみ、監視はなくPCからの受検が前提となっています。
試験は一括20分で50問。
出題されるのは、次の4つのジャンルです。
言語/数・論理/空間把握/知覚の正確さ。
分野 | 出題比率(目安) | 取りこぼし防止ポイント |
---|---|---|
言語 | 約20 % | 四字熟語・故事成語の意味暗記 |
数・論理 | 約30 % | 比・割合・数列/推論(大小関係) |
空間 | 約25 % | 立方体展開+回転・切断面パターン |
知覚正確さ | 約25 % | 文字照合 |
SPIのように長文読解や複雑な資料読み込みは出ません。
従来型SCOA-AやSCOA-Fが45~60分かかるのに対し、SCOA-iは20分一本勝負という形式です。
そのため「難問で悩むより、簡単な問題を確実に拾う」戦略が効果的になります。
SCOA-iの制限時間に要注意
出題される4科目の内訳を見ると、言語は語句の意味や四字熟語が中心で長文読解は出ません。
数・論理は割合や数列など高校受験レベルの計算と、簡単な条件推論が組み合わされます。
空間は立方体の回転や展開図が定番で、知覚の正確さは文字照合や誤字探しのスピード勝負です。
公式サイトは公開されていませんが、SCOA専門の解説ページが示す構成をもとにすれば、一問あたり約24秒で処理するテンポが必要な計算になります。
SCOA-iのボーダーラインは?どのくらい取れば合格?
企業によって合格基準は多少異なりますが、SCOA-iは正答率6割(=50問中30問)を目安にするといいとされています。
7割取れればほぼボーダー突破とみてよいでしょう。
もちろんそれより多く取れれば安心ですが、無理に満点を狙わなくても大丈夫。
「取りやすい問題を確実に拾う」という意識で臨むと、本番でも落ち着いて解けます。
あともうひとつ大事なのが、「制限時間に慣れること」です。SCOA-iは1問あたりにすると約24秒しか使えません。
ちょっと戸惑うだけであっという間に時間切れになるので、「どんな問題が出るか知ってる」「見たことある」という安心感が、本番では大きな武器になります。
3時間で簡単!SCOA-iの Webテスト対策
さて、「もう明日がSCOAの本番なんだけど…」という人もきっといますよね。
そんなときこそ、やるべきことをギュッと絞って、3時間程度で3つのステップで一気にSCOAの Webテスト対策 をしましょう。
まずはSCOAの例題を見よう
まず、ネットで「SCOA 例題」と検索して、各ジャンルの問題を少しずつ見てください。
言語の語彙問題、数理の割合・速さ、空間の回転図形、知覚の照合作業……「あ、こういうのが出るのね」と形式を知るだけでも、気持ちがグッと楽になります。
苦手な問題を見つけて集中対策
次に、「これ苦手かも」と思った分野だけ集中的に演習してみてください。
たとえば、数字に弱い人は割合や計算問題だけ。
図形が不安な人は展開図や回転の練習だけでOKです。やる内容をしぼることで、限られた時間でもスッと頭に入ります。
まだ時間があれば、1問あたり25秒程度で解けるようになるために、時間を計って練習してみてください。
そんなに難しい問題は出ないので、SPIや玉手箱に慣れてたら正直簡単です!
性格検査はある?面接とつなげる方法も
SCOA-iでは、性格検査を別日に受ける企業もあります。
こちらはSPIや玉手箱と同様に正解・不正解があるわけではなく、「自分らしい答え方」が大切です。
ただし注意してほしいのが、一貫性。
「協調性がある」と答えたのに、あとで「人と関わるのは嫌い」と選んでしまうと、矛盾が出てしまいます。
SCOA-iには信頼係数といって、「この人、答えがブレてないかな?」という指標があるので、直感で正直に答えるようにしましょう。
3時間もあればSCOA-iは簡単に突破できる!
SCOA-iは、情報が少ないぶん対策している人も少ないです。
なので、やるだけで一歩リードできるテストでもあります。
たった3時間だけでも、出題形式をつかんで、苦手なところを1時間だけ強化して、最後に模試を1回やってみる、それだけで通過率は上がります。
SPIやTG-WEBみたいに情報が溢れていないぶん、不安に感じる人もいると思いますが、むしろチャンスです。
短期集中で、ちゃんと差をつけられます。
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